松本市立考古博物館展示品

2022年9月17日(土曜)訪問
松本市立考古博物館の常設展示室
松本市遺跡年表
~(BC30000)~旧石器時代~BC14000 ~縄文時代~BC300~弥生時代~250~古墳・飛鳥時代-710-奈良時代- 794-平安時代-1185-鎌倉時代-1333-室町時代-1590-安土桃山時代-1603-江戸時代 1868- 明治・大正・昭和・平成・令和時代 - (現在2022)

縄文時代の土器   約12,000年前から2,300年前
このコーナーの前半では、縄文時代中期前半の土器(約5,000年前から4,000年前)、
後半では縄文時代中期後半の松本平を中心に栄えた唐草文系土器を展示している。
この時期の土器には華やかな文様がみられる。
縄文時代
縄文時代中期の土器
唐草文系土器
唐草文系土器
唐草文系土器
唐草文系土器
唐草文系土器
唐草文系土器 埋甕(家の出入り口に埋められた土器)
胎盤を入れて子供の無事な成長を願ったものといわれている。
釣手土器(ランプ?)
打製石斧、石錘、石匙、磨製石斧、石皿、すり石
土鈴、石鏃、石錐、ミニチュア土器、アクセサリー
土偶 女鳥羽川遺跡 縄文時代後期
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶
土偶

エリ穴遺跡    縄文時代後期から晩期
エリ穴遺跡は松本平を代表する縄文時代後・晩期の遺跡。
生活道具の他に、女性の全身を表した人面付土版や、
全国で屈指の出土量を誇る土製耳飾りなど、マツリの道具が数多く見つかっている。
これら儀礼やマツリの道具が数多く見つかっていることから、
周辺のムラから人々が集まってマツリをした特別なムラでもあったと考えられる。
土偶装飾付き土器
エリ穴遺跡出土 耳飾り
日本最多の土製耳飾りを出土した
エリ穴遺跡出土 人面付土版
エリ穴遺跡の精神世界
人面付き土板
遮光器土偶 エリ穴遺跡
遮光器土偶 エリ穴遺跡
東北地方の晩期に特徴的な遮光器土偶をまねて作った土偶頭部
目・鼻が2対という特異な表現になっている。
エリ穴遺跡出土 深鉢、浅鉢
エリ穴遺跡出土 深鉢
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エリ穴遺跡出土 深鉢(埋甕)
エリ穴遺跡出土 深鉢
深鉢形土器

弥生時代    約2,300年前から1,700年前
針塚遺跡・百瀬遺跡
弥生時代、人々は米づくりに適した低湿地に生活の場を求めて暮らしていた。
松本市内で見つかっている里山辺の針塚遺跡は、弥生時代前期の遺跡で、
弥生時代の始まりを示す遠賀川式土器が出土している。
この他、弥生時代の生活や文化など、
当時の暮らしの様子をうかがえる資料も展示している。
弥生時代
百瀬遺跡出土 弥生土器
百瀬遺跡出土 弥生土器
針塚遺跡・百瀬遺跡 出土品

古墳時代  約1,700年前から1,300年前
市内の古墳
松本市内では、出川南遺跡をはじめ古墳時代のムラ跡や、古墳も数多く残っている。
展示室には、庶民の暮らしで使った生活道具、古墳に副葬されていた土器や、
武器、装飾品など展示しており、当時の暮らしや文化について考える。
古墳時代
古墳時代中期 向畑遺跡
古墳時代の須恵器

古代の開発  約1,300年前から800年前
奈良や京都に都が置かれた時代の松本平に暮らした人々の生活や、
当時の中央との地方の関係などについて紹介している。
古代の鍵(海老錠)がかかったケースをあけると、
中には、松本市で出土した実物の海老錠や緑釉陶器、硯などが展示されている。
その他、開発に使われた農耕具、個人用として使用され始めた食器なども展示している。
食生活の道具
古墳時代前期の土師器 鉢、高鉢、甕
中山36号古墳出土品
中山古墳群
中山史跡マップ
中山ガイドマップ
中山ガイドマップ



弘法山古墳 古墳時代前期
弘法山古墳は、全長66メートルの前方後方墳。
この規模の古墳では、東日本で最古級のものとして知られている。
埋葬施設は深さ1メートル、長さ5.5メートル、幅1.5メートルの竪穴式の礫槨。
松本市内を流れる梓川、奈良井川、田川、薄川の川原石が使用されていることから、
埋葬者はこの周辺を治めた人物だったのかもしれない。
土師器の壺や高坏などの土器、剣や鏃、やりがんな、鉄斧などの鉄製品、
鏡や鏃の青銅品、ガラス小玉などの出土資料を展示している。
弘法山古墳 発掘
弘法山古墳 発掘
弘法山古墳 発掘
弘法山古墳 発掘
弘法山古墳 発掘
弘法山古墳 発掘
弘法山古墳出土 銅鏡








甲冑(鎧と兜) 桜が丘遺跡
甲冑(鎧と兜)
眉庇付き兜
放光寺開き松古墳 古墳時代中期
玉類
直刀 南方古墳出土品 古墳時代後期
アクセサリー 南方古墳出土品 古墳時代後期
金環 南方古墳出土品
杏葉、鉸具、雲珠、壺鐙
平田古墳出土品  古墳時代中期
埴輪、須恵器
須恵器の大甕
窯跡から出土した須恵器
窯の壁に着いた須恵器
古墳の副葬品 向畑8号古墳 古墳時代後期
壺  古墳の副葬品 
向畑8号古墳 古墳時代後期
壺 向畑8号古墳 古墳時代後期
向畑遺跡 古墳時代前期・中期
向畑遺跡 縄文時代

奈良・平安時代  約1,300年~800年前
奈良・平安時代
松本杯らの須恵器生産

平田本郷遺跡 平安時代 
東寺や卍がしめされた土器、まじないの文字が書かれた土器
銅椀、奈良三彩小壺、帯飾り、皇朝十二銭、八稜鏡、銅印等
平安時代の寺院跡 大村遺跡
寺院の瓦 平安時代の寺院跡 大村遺跡
古代の食生活
蓄える、食べる、煮る
平安時代のカマド 高畑遺跡
鋤先など
ふいごの羽口、鉄滓、砥石など  川西開田遺跡ほか
鉄鉗(かなはし)
中世の墓の出土品  硯、銭貨
松本市立考古博物館の常設展示室

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